設計を依頼すると 2
設計を依頼すると−目次
| 1.建築士とは | 2.設計料 | 3.完成までの流れ |
設計料
建築士に依頼した場合の、一般的な設計料についてご説明します。
設計にお金がかかるの?
以前友人に、「設計って元手がかかってないのにお金払わないといけないの?」と聞かれて驚いたことがあります。このような質問がでてくる原因としては、日本ではまだ、企画・アイデアやデザイン、研究等に報酬を払うという認識があまりないこと(著作権についておざなりなのも同じですね)、「設計料無料」などと謳っている業者があることが考えられます。
その友人はある製薬会社の研究員です。製薬の研究にはもちろん、薬品代や機器代がかかるでしょうが、その友人が得ている報酬はその経費代ではなく、研究に対する報酬のはずです。その研究費用は誰が支払っているかというと、薬を買う消費者で、薬代に研究費用も含まれているのですね。
設計料については、設計だけを仕事にしている設計事務所等では明確に示されますが、ハウスメーカーや、工務店では設計料として請求書に出てこないかもしれません。明細書に施工費の他に経費があれば、そこに設計料や宣伝費、営業費等その会社の経費がすべて含まれているはずです。請求が「施工費」だけの場合、逆に見えない形で上乗せがされているので、妥当かどうか施主側には判断しにくくなります。
また、設計者、施工者、施主の間を取り持つ紹介組織等がありますが、紹介経費が施主側に明確に示されず、施工者から経費が紹介組織に支払われる場合もあります。その場合も施工者がその経費分を施工費として上乗せすることになります。
どのような場合も、施主側でしっかり料金を査定できるように、知識を増やされることが大切だと思います。
設計料の決め方
設計に対する報酬は、建設省告示1206号に定められており、略算方法として、直接人件費、経費、技術料、場合に応じて特別経費、標準外業務の合計で示されています。一般的な個人住宅の場合、この略算方法で計算しますと、工事費の15〜16%になりますが、それだけの報酬を得ている建築士は残念ながら少なく、工事費の10〜12、3%としているところが多いようです。当事務所にご依頼の場合、詳細はお問合せください。お問合せ
料金に含まれている内容を確認しましょう
建築費用には、施工費、設計料が含まれます。施工費について明細をチェックするのは一般的な施主には難しいと思います。施主に代わってきちんとチェックするのも、建築士の業務です。
設計料のチェックはどうしたらいいのでしょう?一般的には「設計料の決め方」に記載した範囲を逸脱していなければいいと思いますが、どの業務範囲を含んでいるか、契約時に確認しましょう。業務範囲については例として(社)大阪建築士事務所協会のパンフレットを載せておきますが、確認項目としては例えば、建築確認申請等の図書作成費、模型作成やパース作成は含むのか、設計変更する場合は費用はどうなるのか等です。